Orient Express
特別展示オリエント急行の魅力 永遠の煌めき ラリックの室内装飾
1929年製 PULLMAN 1ère CLASSE No.4158
当時、パリと南フランスを結ぶ「コート・ダジュール特急」として使用された実物の車両を箱根に移設
この豪華サロンカーで、優雅なティータイムをお楽しみいただけます。
オリエント急行
ティータイムご利用について
ご利用当日、レストランカウンターまでお越しください。お席が空き次第ご案内いたします。*ご利用時間の指定はできません。
受付開始:9:00
乗車開始:10:00
最終乗車:15:00
乗車時間:40分間
団体貸切などでご利用いただけない時間帯につきましては下記カレンダーをご確認ください。
この車両のみで150枚以上の
ガラスパネルが
ゆらめく柔らかな光と、幻想的なラリックの装飾。この車両だけで、150枚以上のガラスパネルが室内に貼りめぐらされています。
車窓からの自然光や室内ランプなど、昼夜の光を巧みにあやつり、空間に無限の広がりを与えています。
ラリックがこの列車の室内装飾を制作したのは、1928年、68歳の時です。
ラリックはその頃、ガラスを使った空間装飾に挑戦していました。
装飾パネル「彫像と葡萄」
ブドウと男女のレリーフが施されたパネルは、豊かな実りを象徴しています。
数々の室内装飾を手掛けたラリックは、フランス大統領専用車両でも装飾を担当するほどの信頼を得ていました。
それらの作品の中でも、この車両内の装飾は豪華さと洗練された空間で群を抜いており、今も色あせることのない輝きを放っています。
特別展示のオリエント急行
車両について
1929年、パリとフランス南部を結ぶルートとして開通したのが、「コート・ダジュール特急」です。
当初、この車両は、上記の路線で活躍していましたが、やがて運行を休止します。
その後、オリエント急行の路線で復帰を果たし、2001年まで現役で活躍し続けました。
そして、2004年4月にスイスより来日。箱根の山を登り、箱根ラリック美術館へと運ばれました。写真は、箱根を目指して運ばれるオリエント急行。富士山を背にした一枚。
制作年 | ラリックのガラスパネルは1928年に制作 |
全 長 | 23.45m 幅3m 高さ3m |
重 量 | 空車時50t/運行時52t |
客席数 | 28席 |
運 行 | パリ=ニース= ヴァンティミーリア(伊)間を運行 |
材 質 | 室内の木部分は、マホガニー製 |